言っても伝わらない時、諦めても気持ちは消えない|怒りの奥の感情を言葉にする

言っても
こちらが思ったようには伝わらない。

何度か伝えようとしても変わらず
もう言うのを諦めた。

そんなことはありませんか。

言うことをやめても
その時に感じたことまで
なかったことにはなりません。

怒りだけではなく
寂しさや悲しさ

分かってほしかった気持ちが
自分の中に残っていることがあります。

いつもとは違う顔の硬さに気づいた日

先日
サロンで施術をしていた時のことです。

最初の会話では
特に大きなお悩みとして
その話は出ていませんでした。

お背中、頭、全身を施術し
お顔に触れた時に
いつもとは反射区の硬さが
かなり違うように感じました。

顔の反射区だけで
その方の感情や内臓の状態が
分かるわけではありません。

私も、顔に出ているサインだけで
何かを決めつけることはしません。

ただ、いつもとの違いは
ご本人へ尋ねてみる一つの入口になります。

施術後に
「今日は、いつもとだいぶ違いました」
「何か感情の面で抱えていることはありますか」
とお尋ねしました。

すると

「言っても、伝わらないことがかつて続いた」
「それで、もう言わなくなった」
「でも久しぶりに、また同じような出来事があった」

というお話が出てきました。

ご本人も、私も
顔に触れた時のいつもとの違いと
お話がつながったことに驚きました。

穏やかに見えることと、何も感じていないことは別

外から見ると穏やかで
怒りを抱えているようには
見えない方でも

眉間やこめかみに
強い硬さを感じることがあります。

今回の施術をしながら
私は10年以上前に担当した
とても上品で穏やかなお客様を
思い出しました。

見た目には
眉間へしわを寄せているわけではないのに
触れると、とても硬い。

お話を伺うと
言いたいことをずっと我慢している方でした。

一方で
周りからは「言いたいことを言っている人」に見えても
意図したように相手へ届かず
寂しさや諦めを抱えていることもあります。

大切なのは
周りからどう見えるかではなく
自分が実際にどう感じたかです。

「言いたいことを言えばいい」では足りないこともある

今回、最初に私がおすすめしたのは
言いたいことをため込まず
小出しに伝えてみることでした。

でも、その方は
すでに何度も伝えようとしてきたんです。

言わなかったのではなく
伝えようとしても受け取ってもらえなかった。

それで、言うことを諦めてからも
ずいぶん時間が経っていました。

ここは単に
「少し言うようにすればいい」
ということではないんだなと
私も考え直しました。

怒りの奥にある気持ちを言葉にしてみる

「腹が立った」「あきらめた」で終わらせず
その時、自分はどう感じたのか。

もう一度、自分に尋ねてみてほしいと思います。

  • 分かってもらえなくて寂しかった
  • 気持ちを共有できなくて悲しかった
  • 受け入れてもらえなかったように感じた
  • 身近な人だからこそ、分かってほしかった

きれいな言葉にまとめなくても大丈夫です。

「あの時、寂しかったのかもしれない」

それくらいでも
自分の本当の気持ちへ気づくきっかけになります。

怒りの奥にある寂しさ、悲しさ、分かってほしかった気持ちを言葉にする図

感情を言葉にすることは
心理学では「感情ラベリング」として研究されています。

ただし、言葉にすれば必ず気持ちが消える
というものではありません。

言葉にすることは
自分の中にあるものを無理に消すのではなく
まず自分が気づくための方法の一つだと考えています。

伝わらなかった自分を、さらに責めない

気持ちに気づいた後は
自分をさらに責めないことも大切です。

「もっと上手に伝えればよかった」
「私が我慢すればいい」

そう言いたくなるかもしれません。

でも、大切な友人が同じことで悩んでいたら
きっと、そんな言葉はかけないと思うんです。

「寂しかったよね」
「伝えようとしてきたんだね」

友人へ向けるような言葉を
自分にも向けてみてください。

これは
つらい時の自分へ思いやりをもって関わる
セルフ・コンパッションにもつながります。

セルフ・コンパッションについては
別の記事で詳しくまとめています。

セルフ・コンパッションとは?うまくいかない時に自分を見放さないセルフケア

香りや味を、気持ちを切り替えるきっかけに

サロンでは、その方のお話と状態を伺いながら
日常でできるセルフケアもご提案しています。

ソレンセン式の考え方や
嗅覚反応分析などなどを考慮しながら

日常でできるセルフケアもご提案しています。

今回は
香りのある食材や少し酸味のあるもの
しそ、パクチー、ペパーミントなどをお伝えしました。

ペパーミントのガムをかむことも
一つの選択肢です。

食べ物や香りで
相手や出来事そのものが変わるわけではありません。

けれども
自分の気持ちを切り替えたり
同じことを考え続ける時間から少し離れたりする
きっかけにはできます。

食べたくなるものや心地よい香りは
その日の体調や好みに合わせて選んでください。

気持ちを言葉にし、自分にやさしい言葉を向け、香りや味で切り替える3つの方法

言うことを諦めても、自分の気持ちは置き去りにしない

伝えるか、今は伝えないか。

その判断は
相手や状況によって変わります。

今ではないと思って
一度言葉を引っ込めることもあります。

それでも
その時に自分が何を感じたのかは
なかったことにしなくていい。

言っても伝わらなかった時ほど

「私は、どう感じたんだろう」

と、自分の気持ちに少し寄り添ってみてください。

施術の中で感じ取ったことは
ご自身の状態を一緒に振り返るヒントとして
お伝えしています。

最後までありがとうございました。

追記)
どの施術コースでも読み取っていきますが
ついつい繰り返してしまう…という
思考グセがもしあるならMind&Spiritというコースを。

過去・現在の思考をお掃除していきます。
メニュー・料金 | 杉並区永福町のアロマとフェイシャルリフレクソロジーmana

参考資料