片付けを通して気づいたこと|相手を変えるより、暮らしやすい場所を作る
今日は片付けの専門家でもない
一個人の私が
幸せ住空間セラピスト
古堅純子さんの動画を見て
自宅で実際に試したことで
私自身の家族を見る目が少し変わった
というお話です。
私が一番大きく受け取ったのは
「相手を変えようとしなくていい」
ということでした。
これは
私がサロンでお客様と向き合うときに
大切にしていることにも
通じる気づきでした。
片付けを通して、家族を見る目が変わった
私は過去に
片付け本を読んだり
片付け講座へ行ったり
実際に家へ来てもらったりしてきました。
家はそれなりに整っていましたが
リビングを侵食してくる家族に
イラつきを感じていました。
それでも今回
古堅純子さんの動画を見て
片付ける順番を変えるだけで
こんなに景色が変わるのか!と驚きました。
まず家族が毎日使う場所の景色を作る。
景色が変われば
その日の夜から暮らしは変わります。
捨てるのが苦手な家族が
安心して物を置ける場所を作る。
捨てる判断から始めると、景色がなかなか変わらない
物を一つずつ手に取り
捨てるか、残すかを決めるのは
思った以上に疲れます。
特に、物をなんでも
取っておきたいタイプの人は尚更。
思い出がある物や
今は使わないけれど必要になるかもしれない物は
すぐには決められません。
家族の物なら、本人に確認する必要もあります。
判断を続けても
部屋全体の景色はなかなか変わらない。
むしろ、収納から出した物が広がり
途中は地獄絵になりますよね…。
古堅純子さんの
「捨てない片付け」は
捨てる判断から離れ
先に部屋の景色を変える考え方です。
最初に「更地」にする場所を一つ決める

家全部を一度に片付ける必要はありません。
最初におすすめな場所は
ダイニングテーブルなど
家族が毎日集う場所です。
テーブルの上に置いてある物をいったん移し
何もない「更地」にします。
判断するのは
「この物を捨てるか」ではありません。
まずは
「今、この場所で使う物か」だけで考えます。
今使わない物は
捨てずに、決めた場所へ移す。
(古堅流だと「埋める」ともいう)
テーブルの上が空くと
食事をする、書き物をする、家族で話すという
本来の使い方へすぐ戻れます。
片付けの続きが終わっていなくても
その日の夜から使える場所になるのです。
今決められない物は、一か所へ集める
捨てるかどうか決められない物は
家の中の決めた一か所へ移します。
わが家では、ロフトへ移した物もあります。
「必要になったら、あそこにある」
と家族が分かる状態にしておきます。
今使っている物だけを手元へ置き
保留した物は、元気と時間があるときに一箱ずつ確認する。
判断を先送りする場所を決めておくと
生活する場所まで保留品で埋まることを防げます。
リビングとダイニングは、家族のパブリックスペース

古堅純子さんは
リビングやダイニングを「パブリックスペース」と表現しています。
家族みんなが使う場所だから
個人の物を置き続ける場所にはしない。
この考え方を知ってから
私は自分の物をサロンスペースへ移し
家族共通で使う物以外は、それぞれの場所へ移しました。
共用空間と個人の場所を分けると
「誰の物か分からない物」がリビングへ積み重なりにくくなります。
捨てられない家族には、専用スペースを作る
わが家には
物を捨てることが苦手な家族がいます。
私は比較的、必要ない物を判断できる方なので
「どうして取っておくのだろう」とモヤモヤすることもありました。
でも、捨ててもらうことが目的ではありません。
家族みんなが暮らしやすい景色を作ることが目的です。
そこで私は
リビングにあった本棚(幅80高さ220cm扉付き)を
一つ空けて
子どもの専用スペースとして渡しました。
「捨てて」とは言わず
好きな物を飾っていいことにしました。
すると、本人は嬉しそうに物を飾り
自分の場所が広がったことを喜びました。
その後は以前より物を戻し
共用空間へ持ち込まないことも増えました。
物を減らすよう説得するより
安心して置ける場所を用意する方が
わが家には合っていたのです。
景色が変わると、掃除もすぐにできる
テーブルや棚の上に物がないと
気づいた汚れを、その場でさっと拭けます。
わが家では、目線より高い場所の汚れにも気づきやすくなり
以前より掃除がしやすくなりました。
物をすべて手放していなくても
今使う場所に余白があれば、毎日の手入れは変わります。
きれいな状態を維持するために
大がかりな片付けを毎回する必要もなくなります。
相手を変えるより、その人に合う形を考える
引き出し一つずつ整える方法が合う人もいます。
けれども
捨てる判断で手が止まる人や
捨てられない家族との違いに疲れている人は
先に景色を作る方法を試してみてもよいと思います。
全部が終わらなくても
食事をする場所、家族が集まる場所が気持ちよくなれば
その日の夜から生活は変わります。
片付けの続きは
景色が変わって、少し元気になってからで大丈夫です。
サロンでも、私が一つの正解を押しつけるのではなく
その方が今どんな状態で、どう過ごしていきたいのかを聞きながら
その人に合う方法を一緒に考えることを大切にしています。
今回の片付けで
家族に対しても同じだったのだと気づきました。
捨てられない人を変えようとするより
その人が安心できる場所を作る。
共用の場所は
みんなが心地よく暮らせるように整える。
片付けの方法だけではなく
人と一緒に暮らすときの見方まで変わったことが
私にとって一番の収穫でした。


