植物は自分で動けない分
与えられた場所で生き抜くために
ものすごい力を蓄えています。
その植物のちからを濃縮したものが精油です。
そんな精油には
日常的にやさしく使えるものから
少し刺激の強いものまで様々な特性があります。
この記事では前回お伝えした
ラベンダーやカモミールなどの
“やさしい痛みケア精油”から
一歩踏み込んだ精油の使い方をご紹介します。
クローブ(Syzygium aromaticum)は
スパイスとして有名ですが
その蕾(つぼみ)から抽出されるクローブ・バット精油は
鎮痛・麻酔効果に優れた精油として知られています。
主成分はオイゲノール(Eugenol)。
この成分は歯科医療でも使われており
虫歯の痛みに対して綿球に染み込ませて患部に当てる
という方法が古くからあります。
香りは独特ですが
痛みを和らげる目的に非常に有効です。
肌への刺激を抑えつつ
成分をゆっくり浸透させていくイメージです。
子ども、妊産婦さんは使用を避けてくださいね。
クローブ精油には「リーフ(葉)」から採れるタイプもあります。
鎮痛・麻酔作用のオイゲノールの含有量はやや低めで
その分肌刺激もやさしいので
クローブ・リーフから試してみるのもおすすめです。
我が子の場合は、体育祭での全力疾走や
部活動で中腰姿勢を続けたことにより
膝の内側が痛む「鵞足炎(がそくえん)」になりました。
当初は歩くのもつらそうでしたが
痛みのある箇所にクローブ精油を使ったところ
すぐに違和感が軽減していきました。
(原液1滴塗布・さすって気化/とばすを1日1回で2回行った)
あくまでクローブは緊急・臨時ケア。と考えた方がよいです。
日常使いするなら前回ご紹介したアロマの方が無難です。
痛みケアの精油としてよく登場するのが
ウィンターグリーン精油(Gaultheria procumbens)です。
この精油は
湿布の主成分として知られる
サリチル酸メチルを90%以上含む強力な精油。
以下のような条件での使用をおすすめしています。
香りはまさに湿布。使用するタイミングや場所には少し注意が必要です。
やさしい使用感と爽やかな香りで人気なのが
ペパーミント精油(Mentha piperita)。
クローブやウィンターグリーンが苦手な方にもおすすめの一品です。
精油は天然だから安全ということはなく
品質にも気をつけていただきたいのですが
体質や状態によってより合う精油・合わない精油があります。
manaでは「嗅覚反応分析」という
体質チェックを通じて
今の自分にぴったりの精油を見つけるお手伝いをしています。
※どの精油もすべて自己責任での使用が前提となります。
植物は自分で動けない分
与えられた場所で環境に適応し
生き抜くための強さを育んできました。
そんな植物の力を借りる精油は
やさしくも、力強くも使える存在です。
大切なのは「今の自分に何が必要か?」を知ること。
急な痛みに頼りたくなる場面もありますが
正しく希釈し、目的に合った使い方をすることで
アロマは日常の頼れる味方になります。
精油選びや使い方に迷ったときは
ぜひmanaへご相談くださいね。
最後までありがとうございました。
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