毛髪ミネラル検査で分かること・分からないこと|不調を考える一つの材料に
疲れやすい、眠りが浅い、イライラしやすい。そんな不調が続いても、原因が一つとは限りません。
毛髪ミネラル検査は、不調を診断する検査ではありません。毛髪に含まれるミネラルや金属元素の濃度を測り、食事や生活環境、これまでの経過を見直す一つの材料として使う検査です。
数値だけで答えを決めるのではなく、「今の自分に何が起きているのだろう」と考える手がかりの一つにする。私はその使い方が大切だと考えています。
毛髪ミネラル検査では何を測るのか
manaでご案内している検査では、毛髪中の必須ミネラル、有害金属、準有害金属など29元素を測定します。
結果には、毛髪中の各元素の濃度と、検査機関が設定した基準範囲との比較がグラフで表示されます。検査機関の説明では、毛髪1g中に含まれる元素の量を測定し、過去の検査がある場合は数値の推移も確認できます。
一方で、毛髪の数値だけから、病気や不調の原因を確定することはできません。血液検査や尿検査とも役割が異なります。カラーリング、パーマ、外部からの付着などが測定値へ影響することもあるため、採取時の状況も一緒に確認します。
分かることと、分からないことを分けて考える
毛髪ミネラル検査で確認できるのは、採取した毛髪に含まれる元素の濃度です。
そこから、次のような見直しにつなげることはできます。
- 日頃の食事に偏りがないか
- 特定の魚介類や食品を続けて多く食べていないか
- サプリメントを必要以上に重ねていないか
- 仕事や生活環境で金属へ触れる機会がないか
- 前回の検査から数値がどう変化したか
でも、検査結果と症状を一対一で結びつけて、「この数値が原因です」と言うことはできません。
体調不良には、睡眠、食事、ストレス、病気、服薬など、さまざまな要因が関わります。強い症状や長引く不調がある場合は、毛髪ミネラル検査だけで判断せず、医療機関での診察や必要な検査を優先してください。
私が検査結果の読み解きを学んだ理由
私が初めて毛髪ミネラル検査を受けたのは、今から約15年前。授乳中で、眠りの質が悪く、疲れやすい時期でした。
当時の私は、結果表で「基準範囲内」と表示された数値を見て、そこで確認を終えてしまいました。
その後、ミネラル同士のバランスや、食事、生活状況と一緒に結果を見る方法を学びました。そして、数値が基準範囲内かどうかだけでは、生活を見直す手がかりを十分に拾えないことがあると知りました。
もちろん、当時の不調の原因が検査結果だけで分かったわけではありません。それでも「あのとき、この見方を知っていたら、もう少し早く生活を見直せたかもしれない」と感じたことが、毛髪ミネラル検査アドバイザーとして読み解きを学んだ理由です。
manaでは結果をどう使うのか
manaでは、結果表の数値だけを見るのではなく、事前に伺った体調、食事、生活習慣などと照らし合わせます。
そのうえで、すぐに全部を変えるのではなく、今の生活で実行できることから優先順位をつけます。食事を見直すのか、サプリメントの重なりを確認するのか、生活環境を振り返るのか。必要な場合は医療機関への相談を優先します。
検査は、病気の診断や治療の代わりではありません。不安を増やすためでも、サプリメントをたくさん増やすためでもなく、自分の状態を理解し、次の行動を選びやすくするために使います。
妊娠中の水銀が気になる方へ
水銀については、毛髪中の濃度からメチル水銀の蓄積量を推定できると、国立水俣病総合研究センターが説明しています。
ただし、厚生労働省は、妊婦が一律に毛髪水銀濃度を測定する必要はないとしています。魚介類には大切な栄養もあるため、むやみに避けるのではなく、水銀含有量の高い魚介類へ偏らないことが基本です。
妊娠中の食事や検査について心配がある場合は、自己判断で大きく食事を変えず、厚生労働省の案内を確認し、かかりつけの産婦人科へ相談してください。
検査の流れ
- manaセレクトから検査を申し込む
- 届いた検査キットを確認し、体調や生活について回答する
- 説明に沿って毛髪を採取し、検査機関へ送る
- 検査結果を受け取る
- manaから読み解きレポート、またはZoomで説明を受ける
現在の価格、検査内容、申込み条件は変更される場合があります。最新情報は、manaセレクトの毛髪ミネラル検査ページでご確認ください。
検査結果は、答えそのものではありません。でも、自分の食事や暮らしを見直す入口にはなります。
「何となく不調だけれど、どこから見直せばよいか分からない」というときに、選択肢の一つとして役立ててください。
参考情報
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